「目頭切開 鼻高く見える」「目頭切開 鼻整形 順番」で検索された方は、「目頭切開をすると鼻が高く見えると聞いたけれど本当か」「鼻の整形も考えているが、どちらを先にすべきか」「鼻が低いまま目頭切開をして大丈夫か」のどれかで迷っている方だと思います。
先に結論を書きます。目頭切開で鼻が高く見える効果は、絶対にありません。鼻筋は、目頭切開の影響が全くない部位です。
ただし、鼻と目頭に関係がないわけではありません。鼻根(目と目の間にある、鼻の付け根)の高さと、目頭の距離には相関があります。鼻根が低い方の目頭を寄せすぎると、違和感が出ます。だから私は、鼻の整形をする予定があるかどうかで、目頭切開の順番と切る量を変えています。この記事では、その考え方と、鼻整形との順番・間隔、プロテーゼが入っている方の注意点、寄せ幅の決め方までを書きます。
私はリドレープ法を中心に、年間700件以上の目頭切開を行っています。
先に結論:目頭切開で鼻は高く見えません
「蒙古ヒダがなくなることで、鼻が高く見える効果がある」「鼻筋も高く見える」という説明を見かけます。
はっきり書きます。蒙古ヒダがなくなることで鼻が高く見える効果は、絶対にありません。鼻筋が高く見える効果も、絶対にありません。
逆に、「目頭切開のあと、鼻が横に広がったように見える気がする」という相談も見かけますが、そんなこともありません。鼻筋は、目頭切開の影響が全くない部位です。目頭切開で変わるのは、目頭の形と、目と目の距離です(目頭切開の術式と傷跡の違い)。
ただし「鼻根の高さ」と「目頭の距離」には相関があります
鼻は目頭切開で変わりません。でも、鼻と目頭は無関係ではありません。
鼻根の高さが高いと、目頭が寄って見える。この相関関係があります。鼻根とは、目と目の間にある鼻の付け根のことです。
だから、鼻根が低いのに目頭だけが寄っている、という状態は、非常に違和感が強くなります。日本人のように鼻根の高さがあまりない方に対して、目頭の距離を縮めすぎると、そこに違和感が生まれるのです。
こういう方に向いているのは、目頭を寄せすぎず、最適な位置に持ってくるリドレープ法です。リドレープ法は寄せる量を0mmから選べます(目頭切開のリドレープ法とは?/目頭切開はやめたほうがいい?)。
鏡で自分の顔を見るときは、目と目の間の、鼻根の高さを見てください。ここに高さがあるかどうかが、目頭切開をどう設計するかの出発点になります。
鼻根を高くすると、目と目の間は「見える」ではなく、実際に縮まります
「鼻根をヒアルロン酸やプロテーゼで高くすると、つままれたようになって、目と目の間が縮まって見える」と説明する医師がいます。
私の考えは少し違います。ヒアルロン酸やプロテーゼを入れると、皮膚が物理的に引っ張られます。だから「縮まって見える」のではなく、実際に縮まっています。
ただし、日本人で、目と目の距離が変わるくらい高いプロテーゼを鼻根に入れてしまうと、非常に違和感が強くなります。鼻根で目の距離を変えようとするのは、現実的ではありません。
鼻のどの手術が、目頭に影響しますか
鼻の整形と一口に言っても、目頭への影響は手術によって全く違います。
| 鼻の手術 | 目頭への影響 |
|---|---|
| 鼻根のプロテーゼ(高さをしっかり出す) | 大きい |
| 鼻根のヒアルロン酸 | 小さい |
| 鼻尖形成・鼻中隔延長(鼻先を出す・下げる) | ほとんどない |
| 小鼻縮小 | ほとんどない |
鍵は、鼻根の高さです。鼻先や小鼻の整形は目頭切開に全く影響しないので、時期はいつでも構いません。
「鼻根をしっかり高くする予定があるなら鼻整形が先、鼻先が中心の鼻整形ならどちらが先でもよい」という説明をしている医師もいますが、これは的を射ていると思います。私も同じ考えです。
順番:鼻根を変える予定があるなら、鼻が先です
私はカウンセリングで、必ず次の3つを確認します。
- 鼻の整形をする予定があるか
- 鼻根の高さが、もともとあるか
- 鼻根が低い方なら、あとでプロテーゼを入れる可能性があるか
そのうえで、目頭切開の順番と、切る量を決めます。
鼻根を、あとで変える予定がある方
目頭切開は気持ち控えめに切るか、鼻の整形をしたあとに目頭切開をしたほうがいいです。鼻根が高くなれば、目頭はそれだけで寄って見えるからです。先に目頭をしっかり寄せてしまうと、あとで鼻根を高くしたときに寄りすぎます。
鼻根に、もともと高さがある方
目頭切開を先にやっても、バランスの取れた施術ができます。鼻の整形をしたとしても、鼻根をさらに高くする可能性が低いからです。
鼻根が低くて、離れ目に見える方
基本的には、先に鼻の整形をしてから、目頭切開を勧めることが多いです。
ただし、ここで正直に書いておきたいことがあります。鼻の整形は、本当にハードルが高いです。私の実感では、何度も修正を繰り返している方が多いのは、鼻の整形と眼瞼下垂の2つです。鼻が完全に完成するのは、少なくとも2〜3回修正したあと、という方が多いと感じています。
だから、本当に鼻の整形をするのかどうかを慎重に考えて、それによって目頭切開をするかどうか、どれだけ切るかを決めてもらうのがいいと思います。
間隔:理想は、前後3か月です
鼻根を触る手術と目頭切開を同時に行うのは、勧めていません。鼻の形が変わると目頭の見え方も変わるため、同時に動かすと、どちらの結果も読みにくくなるからです。順番に受ける場合の間隔は、次のとおりです。
| 先に受けたもの | 次を受けられる時期 |
|---|---|
| 目頭切開が先 | 3か月後から鼻の手術(目頭の形が安定するまで3か月かかるため) |
| 鼻根のプロテーゼが先 | 1か月後から目頭切開(鼻の腫れが引くのは1か月あれば十分なため) |
| 鼻根のヒアルロン酸が先 | 1週間後から目頭切開 |
これは「できる」時期です。理想を言えば、どちらが先でも、前後3か月空けるのが理想です。
鼻根のヒアルロン酸については、注意点があります。ヒアルロン酸は移動しやすく、何度も繰り返す施術でもありません。だから、ヒアルロン酸で作った鼻根の高さに合わせて目頭切開をするかどうかは、カウンセリングで話し合う余地があります。
すでにプロテーゼが入っている方、これから入れる方
鼻根にプロテーゼが入っている方の目頭切開
できます。注意しているのは、鼻根に向けて剥離するときに、プロテーゼに圧をかけすぎないことです。術中に気をつけています。
感染などのリスクは、プロテーゼが入っていない方と比べれば高くなりますが、ほとんど変わらないと私は考えています。だから、薬の量なども変えていません。
目頭切開のあとに、プロテーゼを入れたい方
よほど不自然に高いものを入れない限り、目頭のデザインが崩れることはありません。
ただし、目頭切開から3か月以内は、あまり勧めていません。目頭切開の傷跡が汚くなる原因になることがあるからです。「目頭切開の修正をするとき、鼻のプロテーゼを入れると傷によくない」という話も見かけますが、修正のときでも、術後3か月空けてもらえれば、何の問題もなく施術できます。
鼻が低い方は、目頭切開で老けますか
「蒙古ヒダが弱く、鼻が高い顔は大人っぽい印象になる。だから目頭切開をすると老けるのでは」という話があります。
大人の鼻根が低い方が、目頭切開で老けることはありません。
ただし、年齢については2つ書いておきます。
一つは、子どもです。東アジアの人は、中学3年生くらいまでは蒙古ヒダが強く、鼻が低い傾向にあります。成長とともに変わる時期なので、この時期までに私が目頭切開を勧めるのは、逆さまつ毛がひどい場合だけです。
もう一つは、40代以降です。40代以降は目周りの組織が少し弱く、脆弱になってきます。目頭切開を含めた目周りの施術は、慎重に行わなければなりません。
寄せ幅は「何mm離れているか」では決めません
私の目頭切開の寄せ幅は、0mmから2mm程度です。この幅の中で、その方に合う位置を決めます。
「目と目の距離が何mmだから、何mm寄せましょう」「目の横幅が何mmなので、何mm寄せましょう」という決め方をする医師もいますが、私はその決め方はしません。目頭切開をすることが目的ではなく、顔全体のバランスとして綺麗に見えることが目的だからです。私が見て美しくなる場所に目頭を持ってくる。それが執刀医の責任だと思っています。
では、その位置は何で決まるのか。涙丘の形・角度・大きさ、皮膚のたるみ、蒙古ヒダの角度・強さ・テンションです。これらでほとんど決まってしまうので、目頭切開では、患者さんにデザインを考えていただくことはほとんどありません。
私が提示するのは、多くても二通りです。「私が見て美しいと思うのは、この位置です」「もう少し控えめなデザインがよければ、ここもあります」。それでいいなと思っていただけたら、私のところで受けていただければいいと思いますし、そう思えなければ、別の医師を探していただくのがいいと思います。
私は1日に平均でも3件ほど、目頭切開のリドレープ法を行っています。だから、その方の目を見た瞬間に、どの位置に目頭を持ってくるのが一番美しいかが分かります。
症例
鼻の整形と組み合わせた症例は、現時点では掲載していません。掲載できるものができたら、この記事に追加します。
リスク・副作用
目頭切開リドレープ法の主なリスク・副作用です。腫れ・内出血(約1週間)/傷跡の赤み(約1か月。リドレープ法は傷が目頭の内側にあるため見えにくい)/左右差/感染/後戻りが生じる可能性。術後1か月は、メガネ・サングラスの使用を控えていただきます。術後の過ごし方は目頭切開のダウンタイムの過ごし方にまとめました。
費用
| メニュー | 通常価格 | モニター価格 |
|---|---|---|
| 目頭切開 リドレープ法 | 385,000円 | 231,000円 |
| 目頭切開 Z法 | 275,000円 | 165,000円 |
麻酔代は別途(笑気22,000円/静脈55,000円・税込)。片目のみは通常・モニター価格の60%です。詳しくは目頭切開の費用はいくら?に書きました。
よくある質問
Q. 目頭切開で鼻は高く見えますか
見えません。蒙古ヒダがなくなることで鼻や鼻筋が高く見える効果は、絶対にありません。鼻筋は目頭切開の影響が全くない部位です。
Q. 目頭切開で鼻が大きく、横に広く見えることはありますか
ありません。目頭切開で変わるのは目頭の形と、目と目の距離です。
Q. 鼻が低くても目頭切開はできますか
できます。ただし、鼻根が低いのに目頭だけが寄っていると違和感が強くなるので、寄せすぎず、最適な位置に持ってくる設計にします。
Q. 目頭切開と鼻の整形は、どちらが先ですか
鼻根の高さを変える予定があるなら、鼻が先です。鼻根にもともと高さがあるなら、目頭切開が先でも構いません。鼻先や小鼻の手術は目頭切開に影響しないので、時期は問いません。
Q. 目頭切開と鼻の整形は、同時にできますか
鼻根を触る手術と同時に行うのは勧めていません。鼻の形が変わると目頭の見え方も変わり、どちらの結果も読みにくくなるからです。鼻先や小鼻の手術は目頭切開に影響しません。
Q. どのくらい間隔を空ければいいですか
理想は前後3か月です。鼻根のプロテーゼが先なら1か月後から、鼻根のヒアルロン酸が先なら1週間後から、目頭切開を受けられます。目頭切開が先なら、鼻の手術は3か月後からです。
Q. すでに鼻にプロテーゼが入っています。目頭切開はできますか
できます。鼻根に向けて剥離するときに、プロテーゼに圧をかけすぎないよう注意しています。感染などのリスクはほとんど変わらないと考えています。
Q. 目頭切開のあとに、鼻のプロテーゼを入れても大丈夫ですか
よほど不自然に高いものを入れない限り、目頭のデザインは崩れません。ただし、目頭切開から3か月以内は傷跡が汚くなる原因になることがあるので、3か月空けてください。
Q. 鼻が低い童顔ですが、目頭切開で老けますか
大人の方なら、老けることはありません。中学3年生くらいまでは蒙古ヒダが強く鼻が低い時期なので、逆さまつ毛がひどい場合を除いて、目頭切開は勧めていません。
Q. 寄せ幅は何mmですか
0mmから2mm程度です。目と目の距離が何mmかでは決めず、涙丘の形・皮膚のたるみ・蒙古ヒダの角度や強さなどから、顔全体のバランスで決めます。提示するのは多くても二通りです。